本日は運動の習慣化について考えることの続きです。
前回は、運動の習慣化を促したいのであれば
結局は「続けられる環境」を提供することに帰結する。
現状は「必要な情報を提供する側」と「その環境を整える側」という
役割の違いが別々に存在するため
一気通貫したサービスの状態を作れずにいる。と書きました。
「必要な情報を提供する側」の代表格は医療機関。
「その環境を整える側」の代表格は公共の運動施設全般
民間で言えばフィットネスクラブやエニタイムさんを
筆頭とする24時間ジムなど。
定期的に通おう!と思って24時間ジムやフィットネスクラブに
入会した。
仕事の帰りに体育館で汗を流そう!と思って行ってみた。
具体的な行動に移したがその結果の多くは「続かない」
なぜ?
昨日も書いた「3つの環境」がある程度整っているにも
かかわらずです。
人々が物事を継続しない
習慣化できない理由の多くは
忙しい、お金がない、楽しくない、成果を感じない
優先順位が低く魅力を感じない。目に見える即効性が
ないゆえに限りある時間を別のことに使う。
では継続、習慣化に必要な「3つの環境」だけでは
足りないのでしょうか?
私が思うに必要な環境はまだまだありますが
ここではまず3つの環境についてひとつずつ簡単に。
その①「立地という物理的な環境」
通いやすいか?近いか?といった生活圏内かどうかです。
いわずと知れた立地ですね。
フィットネスクラブの商圏は都市部で半径2キロ、地方で5キロが
一般的です。
幹線道路に面しているような地方都市立地では10キロ先からも
集客可能です。
もちろんその中間に他クラブがいればそうはなりません。
また繁華街立地では居住人口が少ないため集客予測が難しく
出店してみないとわからないという側面もあります。
その他の分断要素は線路や河川や幹線道路などが
代表格です。
ここは掘り下げるとキリがないのでまたどこかの機会にでも。
この基本要素をもとに季節要因や心理的要因が相まって
日々の集客に繋がっていきます。
それを最大化させることが店舗のミッションとなります。
基本要素は満たしているに越したことはありません。
商業のジャンルによっても好立地の条件は全く違いますが
外せない要素の基本のキは商圏内の居住人口と昼間人口です。